近年、女性の健康やウェルビーイングに焦点を当てたフェムテック(女性向けテクノロジー)が注目を集めています。その中でも、「温活」と呼ばれる新たなトレンドが広まっています。本記事では、最新のフェムテック事情に焦点を当てながら、「温活」とは何か、具体的には食事を通じてどのように実践するのかについて解説します。
また、記事後半では、2023年、流行間違いなしのフェムテックグッズも紹介していきます。
温活とは?
温活とは、女性の体温を適切にコントロールすることで健康や美容に良い影響を与える活動のことを指します。女性の体温はホルモンバランスや生理周期と密接に関連しており、適切な体温調節はさまざまな健康上のメリットをもたらすと言われています。
このような人が冷え性に当てはまるかもしれません
「自分は、冷え性なのかな?」と迷っていますか?
実は、女性の冷え性の割合は、具体的な割合は研究によって異なる場合がありますが、一般的な推定では女性の約70〜80%がある程度の冷え性を経験しているとされています。
下記が当てはまる人は冷え性の可能性があるのでぜひ一度チェックしてみてください!
- 肌が乾燥してかさつく
- 体温が36.5℃未満
- 手足が冷たくても顔が赤く感じる
- 排便トラブル(便秘や下痢)が頻繁に起こる
- 生理痛がひどく感じる
- 下半身の脂肪が気になる
- お腹を触ると冷たさを感じる
まずはすぐに実践できる食事での温活ポイント
ここで、冷え性の方のために「食事で冷え性を実践するポイント」を簡単に解説して行きます。
普段のドリンクはコーヒーよりも紅茶がおすすめ
紅茶は、茶葉が酸化・発酵することで作られます。この発酵の過程により、茶葉中の成分が変化し、温活に対して有益な影響を与える成分が生成されます。
発酵によって生成される主な成分の一つは、テアフラビンです。テアフラビンには抗酸化作用があり、体内の炎症や酸化ストレスを軽減する効果があります。また、テアフラビンは血液の循環を促進し、体を温める効果も期待できます。
さらに、紅茶の発酵過程によって生成されるフェノール類やフラボノイドも、体温調節に寄与する成分です。これらの成分は血管を拡張させ、血液の循環を促進します。血液の循環が良くなることで、体全体に熱が行き渡り、手足の冷たさを軽減する効果が期待できます。
また、そのほか下記の理由もあります。
カフェインの含有量
紅茶に含まれるカフェインの量はコーヒーよりも少ない傾向があります。適度なカフェイン摂取は体温を上昇させる効果がありますが、過剰摂取は神経刺激や睡眠障害を引き起こす可能性があります。紅茶はカフェインの含有量が比較的控えめであり、温活を目的とする場合に適した選択肢と言えます。
・コーヒー1杯につき、約92mgのカフェイン
・紅茶1杯につき、約47mgのカフェイン
・緑茶1杯につき、約29mgのカフェイン
↓参考元↓
https://www.womenshealthmag.com/jp/food/a70358/food-tea-vs-coffee-20190216/
ポリフェノールの含有量
紅茶には豊富なポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには抗酸化作用があり、体内の炎症や酸化ストレスを軽減する効果があります。また、ポリフェノールは血液の循環を促進し、体を温める効果も期待できます。
ハーブティーの種類
紅茶にはさまざまな種類のハーブティーがあります。例えば、ジンジャーティーやシナモンティーは体を温める効果があり、冷えに悩む人におすすめです。また、ハーブティーはカフェインフリーの選択肢もあり、就寝前に飲むこともできます。
体を温める食材の選択
冷え性を防ぐためには、「どのような食材が体を芯から温めてくれるのか」(いわゆる「温活食材」)なのかを知っておくと良いでしょう。以下で紹介して行きます!
温活食材その①:生姜
生姜にはジンゲロールという成分が含まれており、これが血管を拡張させる効果を持っています。血管の拡張により、血液の循環が促進され、体全体に熱が行き渡ります。この血行促進効果によって、手足の冷たさや冷え性を軽減することが期待されます。
スーパーに行くと、生姜を含んだドリンクや、食品があると思うので積極的に摂って行きましょう。
(※適度な量をこころがけましょう)
温活食材その②:ニンニク
冷え性の原因の一つは血行不良です。ニンニクには抹消の血管を広げる効果があり、血液の流れを促進する作用があります。その結果、全身に血液が行き渡り、手足などの末端の冷たさを改善することが期待されます。さらに、この血行促進効果によって、冷えに伴う頭痛や肩こりも軽減されると考えられます。
ニンニクの成分には、血管を拡張させるアリシンや硫化アリルといった物質が含まれています。これらの成分が血管をリラックスさせ、血流を改善することで、体全体に温かさをもたらす効果があります。また、ニンニクは抗酸化作用も持っており、血管の健康を保つ役割を果たします。
このように、ニンニクには血行促進の効果があり、体内の血液循環を改善することで冷え性の症状を緩和することが期待されます。ただし、個人の体質や状態によって効果は異なるため、医師や専門家に相談して適切な摂取量や方法を確認することが重要です。
ニンニクは、香り付けなどの用途でさまざまな料理に使用されますが、下記のサイトでにんにくを使用した料理レシピが紹介されているので、気になる人はぜひチェックしてみてください!
↓↓※別サイトです↓↓
温活食材その③:シナモン
シナモンには、冷え性の緩和効果が期待できます。
冷え性は、毛細血管の減少により細胞への栄養供給や血液の循環が悪化することが原因とされています。しかし、シナモンには毛細血管を修復し減少を抑える成分が含まれているため、冷え性の予防や改善に効果があると考えられています。
さらに、シナモンには発汗作用や老廃物の促進効果もあります。また、カリウムも含まれており、体内の余分な水分の排泄を促す効果もあります。
これにより、体内の余分な水分や老廃物がスムーズに排出されるため、
むくみの予防や緩和に役立つ可能性があります。
さらに、シナモンには消化を促進する効果もあります。シナモンは弱った胃腸の働きを活性化させる作用があり、胸焼けや消化不良の症状がある場合にも役立つとされています。
年末年始の寒い時期には、飲み過ぎや食べ過ぎ、体の冷えによるむくみなどが増える傾向があります。そうした症状がある場合には、シナモンを積極的に取り入れてみることを検討してみてください。以上のような理由から、シナモンは冷え性の緩和やむくみの予防、消化不良の緩和に役立つかもしれません。
(※もちろん過剰摂取はよろしくないので適量を守って摂取してください!)
【2023年版!】便利フェムテックグッズの紹介
フェムテックグッズは、女性の健康とウェルビーイングをサポートするためにさまざまな企業が開発しています。個々のニーズや好みに合わせて選ぶことで、女性の生活の質や健康状態の向上に役立てることができますよ!
そもそも「フェムテック」とは?
フェムテック(Femtech)は、女性の健康とウェルビーイングに焦点を当てた技術や製品の総称です。
“Femtech”という言葉は、”Female”(女性)と”Technology”(技術)を組み合わせたものであり、女性の特定の健康関連のニーズや課題を解決するために開発された革新的な製品やサービスのことを言います!
フェムテック元年と言われる2020年から数年経過した現代、さまざまな種類のフェムテック商品が出ています。
どのようなものがあるのかを以下に紹介して行きます。
生理ショーツ
生理期間中に使用する特殊な素材のショーツで、血液の吸収や漏れを防ぐ役割を果たします。
洗って繰り返し使用できるリユーザブルなタイプもあります。
ケアリングショーツ
尿漏れや膣の健康管理をサポートするためのショーツです。専用の吸収材や抗菌素材を使用しており、日常の活動中や運動時にも快適な使用感を提供します。
ペリネイタルエクササイズデバイス
出産前後の骨盤底筋を鍛えるためのデバイスです。
正しい筋肉を適切に刺激することで、骨盤のサポートや尿漏れの予防に効果があります。
不妊治療支援アプリ
不妊治療に関する情報やサポートを提供するアプリです。
排卵日の予測や周期管理、医師とのコミュニケーション支援など、不妊治療のサポートに役立つ機能が備わっています。
妊娠トラッカーアプリ
妊娠中の週数や成長過程を追跡し、妊婦さんの健康管理や情報提供を行うアプリです。
胎児の発育状況や健康に関する情報を提供し、妊娠期間をサポートします。
サイクルトラッキングアプリ
生理周期の追跡や月経予測、体温計などを活用して婦人周期を管理するアプリです。自身の生理パターンや排卵日の把握に役立ち、妊娠を計画する場合や生理の不調を把握するために利用されます。
ママ向けフィットネスアプリ
出産後の体型戻しやママの健康をサポートするためのフィットネスアプリです。妊娠中や出産後の運動指導や栄養情報、トレーニングプログラムなどが提供され、ママの体力回復や健康増進を支援します。
妊婦向け睡眠サポートグッズ
妊娠中の快適な睡眠をサポートするための特殊な枕やマットレスなどのグッズがあります。おなかの形状や身体の変化に合わせて設計され、良質な睡眠環境を提供します。
まとめ
いかがでしたか?
本記事では、主に「冷え性を改善する食材」と「2023年版の最新フェムテック」について、紹介してきました。
「Fem Being ( フェムビーイング )」では、「生理」や「更年期」など、女性特有のお悩みを解決する記事を随時発信しています。
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